拝啓、父上様
-ストーリー-
[5/5]
千葉から帰ると、「坂下」の隣家の取り壊し作業が始まっていた。大きな音を立てて崩れていく家を切なく見つめていた一平が「坂下」へ戻ると板場に竜次の姿が。閉店を待たずに「坂下」を去るという竜次は、一平に餞別として名前入りの左利き用の包丁を渡し、夢子と一緒に消えたいと明日から「坂下」へは来ないと告げる。竜次と別れた一平は、何かを決意してナオミに会うために「ラムール」へ向かったがナオミはすでに店を辞めていた。とぼとぼと帰る一平へ雪乃から「カナル・カフェ」に来てほしいという電話が入る。一平が「カナル・カフェ」に行くと、雪乃の姿はなくナオミが待っていた。ナオミがフランス語しか話さない日だったため筆談でお互いの気持ちを確認する2人。やがて2人の手が重なり…。
翌日から夢子と竜次のいない「坂下」で、一平の神楽坂のいつもの毎日が始まり…。
[前へ]
△もどる
0.拝啓、父上様 TOP
(C)フジテレビジョン