拝啓、父上様
-ストーリー-
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朝4時20分。目を覚ました田原一平(二宮和也)は隣りで眠っている中川時夫(横山裕)の寝言を聞きながら、昨晩居酒屋で客が話していた作家の津山冬彦(奥田瑛二)が母親の田原雪乃(高島礼子)と付き合っていたという噂話を思い出していた。その日の市場への仕入れは、急用で来られないという坂下保(高橋克実)をのぞいた小宮竜次(梅宮辰夫)、一平、時夫で向かうことに。

「坂下」ではいつもの朝が始まった。板場で仲居たちにてきぱきと指示を出す坂下律子(岸本加世子)だが、そこに娘のエリ(福田沙紀)が飛び込んできた。取り乱し、保や律子の制止も聞かず坂下夢子(八千草薫)が家出したことを板場で叫ぶエリに律子は思わず手をあげてしまう。板場が騒然とする中、エリを連れ竜次と保が奥へ引っ込んだのを見ると一平は隠れて夢子にメールを打つが返事はなかった。

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