ハチミツとクローバー
Story
[2/10]
〜*〜*〜*〜*〜
同じころ、真山(向井理)は、理花(瀬戸朝香)とともに小樽に向かっていた。小樽は、理花の亡夫・原田(海東健)の生まれ故郷だった。真山は、いつか自分の生まれ故郷を理花に見せてやりたい、と原田が言っていたことを知り、事務所を畳んでスペインに行くことを決意していた理花を半ば強引に連れてきたのだ。原田が描いた絵と同じ風景を見つめていた理花は、真山に礼を言うと泣き崩れた。真山は、そんな理花を抱きしめた。その夜、真山と理花は、小樽のホテルで一夜をともにする。
その夜、竹本のもとに宮大工のシン(山村聡)から電話が入る。竹本は、自転車の旅をしていたときにシンたちに出会い、数日間、彼らと寝食をともにしていた。シンは、また就職が決まっていないのならウチで面倒を見てもいい、と竹本に切り出す。次の現場で人手が足りなくなり、棟梁(清水章吾)が竹本はどうだろうかと提案したのだという。竹本は、喜んでその話を受け、来月からシンたちに合流するために卒業制作に取り組み始める。
<<前へ|次へ>>
△もどる
0.ハチクロ TOP
(C)フジテレビジョン