西遊記
-Story-
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その隙に、寺を抜け出す悟空たち。傷ついた体を庇いあい、夜を徹しての逃避行で…。
ようやく安全な場所に着いた頃は、夜もすっかり明けていた。疲れきった悟空たちがボロ屋に入ると、ひとりの男が水を飲んでいた。飢え乾いた悟空は、男に水を分けるようせがむ。だが、男は素早く身をかわして、悟空を子供のように扱う。さらに、如意棒を手にした男は、軽々振り回して悟空に返し、大雷音寺の山門を壊してこいと言うではないか。悟空が怪訝な顔をしていると、老子が飛び込んで来た。慌てた様子の老子は、この男こそ、釈迦(堺正章)だと教える。
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