西遊記
-Story-
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悟空たちを前にした妖泉大王は、三蔵の肉を食うと言い出す。どうやら、妖怪たちの間で、三蔵の肉を食えば永遠の命が授かるという噂が広まっているらしい。妖泉大王が、三蔵を煮えたぎる温泉に落とそうとした時、悟浄が気転を利かせた。八戒で先に出汁をとった方が、美味しくなると妖泉大王に勧めたのだ。その言葉に、妖泉大王が動かされた。実は、悟浄は八戒が煮えたぎる温泉につけられ時間を稼いでいるうちに、この場を何とかしようと思ったのだ。作戦通り、悟浄は悟空の耳から口で如意棒を取り出す。縛られた手に如意棒を握った悟空。これさえあれば、敵はない。

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