月の恋人
-* INTERVIEW *-

大貫柚月役 北川景子さん
Q ここまで柚月を演じてこられて、いかがですか?
「柚月を演じるのは、すごく難しいですね。やりすぎてしまうと、何も考えていない女性に見えてしまうようなセリフが多いんです。また、蓮介さん(木村拓哉)への態度が、あまりウザくならないようにするのも大変ですね。"付きまとい方"も、大げさにしてしまうとドラマをご覧になっている方からも"鬱陶しい女!"と、思われてしまいますから。柚月を人から愛されるキャラクターにしなくてはいけないと思っているので、ウザすぎないけど、蓮介さんには一途…と感じて頂ける様に心がけています。」

Q 公式ブログのコメントでは、柚月の行動を"可愛い"と応援している方が多いですよ。
「普通だったら、いきなり蓮介の前に来てしまったりする柚月は、かなり自分勝手ですよね。待ち合わせもしていませんから。だけど、そんな柚月を可愛いと思って下さるのは嬉しいです。そのために"来ちゃった"と蓮介さんに言うセリフひとつにしても"何で来たんだよ"と思われてしまわないようにしなくてはいけないので、本当に難しいんです。私の中にはないことなので…。」

Q 北川さんご自身とは、全く違う性格?
「そうですね。あまりにも振り向いてもらえない人に、ずっとアタックし続けていることは私には出来ません。ある意味、柚月は強い子ですよね。私と結婚したら、良いことがこんなにたくさんあると平気で言えたり…。そこまで、相手に"好き"だと伝えられるのは、すごいな…と思います。こういう人って、本当にいるのかな? と、思ってしまうほどです。」

Q なぜ、柚月はあそこまで蓮介一途になれるんだと思いますか?
「最初の設定として、蓮介さんは幼い時から大貫家に出入りしていたと伺いました。今でも、照源(長塚京三)と仕事の取引などをしているので、柚月はずっと蓮介さんを見て来たのでしょう。ですから、柚月は小さい頃から"憧れのお兄さん"的な感覚で、育ったのだと思います。」

Q では、客観的にドラマをご覧になって蓮介のような男性は?
「木村さんが演じていなかったら、私はナシですね(笑)。だって、待ち合わせの場所まで指定しておいて来ないんだったら、最初から"会いたくない"って言えばいいのに…。柚月がその場所に行ったら、風見(松田翔太)だった…なんて"良く分からない…"じゃないですか。そんなことするなら、約束なんかしない方が優しいですよね? 車の時だって乗せたくなかったら、初めから"ゴメン、乗って欲しくないから"って言えば良いのに、"乗って"って言っておいて置いていってしまうのも、私には良く分かりません。多分、蓮介は柚月をからかっているのでしょうけど、本当に分からない人です。」

Q 収録現場の雰囲気はいかがですか?
「すごく楽しいです。みんな仲が良いですし、年齢的には私よりも年上の方が多くいらっしゃるので、落ち着いた雰囲気です。今までで、一番居心地の良い現場かもしれません。」

Q 柚月は蓮介に冷たくあしらわれていますが、木村さんは?
「現場では年下ということもあって、みなさんから可愛がって頂いているんじゃないかと思います。特に、木村さんはずっと気にかけて下さっていて…。役を離れてしまえば、楽しく過ごさせて頂いています。」

Q 他のみなさんとは?
「私の出演シーンは木村さん以外には、長塚(京三)さん、西山(茉希)さんが多いんですが…。西山さんは、年も近いのでよくお話していますし、長塚さんは本当の父娘のように接して下さっています。」

Q 蓮介を巡る恋愛模様の行方をどうみますか?
「まだ、私もこの先どうなっていくのかを教えて頂いていないんですけど…。読めないですよね。このまま蓮介さんがシュウメイ(リン・チーリン)と結ばれないかもしれませんし、真絵美さん(篠原涼子)の線も今のところ薄いですよね。柚月は…どうなのかな? 私は、もしかしたら蓮介さんは誰とも引っ付かないんじゃないかと思ってみたり…蓮介さんは、自分で壁を作ってしまう人ですから。その壁が、最終回までにどう崩れていくか? 変わっていくのか? が、楽しみですね。で、別の恋模様で、なぜか継男(濱田岳)とリナ(満島ひかり)だけが、くっついちゃう…なんて(笑)。」

Q 今後の見どころは?
「風見のブラックな部分が、だんだん見えてきたと思います。これからの風見の動き、特に蓮介、真絵美さんとの関係に注目して下さい。5話、6話とすごいことになっていきますので、必ず見て頂きたいです。柚月的には、一生懸命"私しかあなたを助けられない"と言っているのに、相変わらず蓮介さんに振り向いてもらえない状況が続いています(笑)。でも、5話で柚月が大きなアクションを起こしますので、そちらにも注目してご覧下さい。」

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