仁子の専攻が生物学ということで、ドラマにはたくさんの生物が登場します。そんな動物たちを集める佐藤動物プロの佐藤さんにお話を伺いました。ちなみに佐藤さんは昆虫以外の登場動物を提供しています(除くハリスホーク)。
「こんなにたくさんの種類をひとつのドラマで扱うのは初めてです」と、佐藤さん。一番扱いが大変な生物は「やはり、魚類ですね。魚は温度に弱いので、輸送するのが難しいんですよ」。
中でも、苦労したのがアマミイシモチ。
「収録の二日前に言われて、まず探すのが大変でした。アマミイシモチは有明海に棲んでいる魚ですからね。たまたま、近郊の水産会社で見つけたんですけど、今度は水槽に入れる塩分の濃度調整が微妙。淡水と海水が混ざり合う場所にいるので、塩分が濃すぎると死んでしまうんです。通常の海水魚の塩分濃度のように比重計では量れないんです。自分の舌で確かめたんですよ」。しかも、取り寄せた生物の中で一番遠くから運ばれたのが九州のショウキハゼだとか…。ライオン、キリン、エボシカメレオン、トラ…。最終回まで、まだまだたくさんの動物が登場しそうです。