風のガーデン
-第8話-
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後日、キャンピングカーにルイとさゆりがやってきた。貞三(緒形拳)に会いに行けないでいることを心配し、仲介役を申し出る2人の勢いに戸惑う貞美。すると、そこへ修(平野勇樹)が突然やってきた。貞美を見るなり自分はルイの婚約者だと言い出した修だが、貞美が父親だとわかると焦って逃げてしまう。

そんな折、エリカ(石田えり)らおさななじみの同級生たちが、歓迎会を開くと貞美を誘いだした。連れてこられたのは同級生が住職をしている寺で、歓迎会は、貞美の生前葬として企画されていた。喪服で集まった友人たちは、弔詞として貞美の昔の悪事を暴露していき、会は大いに盛り上がる。一緒になって笑っていた貞美だが、やがて熱いものがこみあげ頬に涙がつたう。

往診を終え帰ってきた貞三は、自宅前で貞美が手術を手伝った病院の看護師と遭遇し、貞美の帰省を聞いた。ルイを問いただし、貞美がキャンピングカーで暮らしていることを知った貞三は1人森へ。キャンピングカーに入ると、貞美は点滴を打ちながら熟睡していた。散らばった麻薬パッチの箱や台紙、エコー写真を見て貞美の病気を察知した貞三は、激しく動揺しキャンピングカーを飛び出していき…。

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