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- Interview -

Q.映画では、湯川と石神、天才同士のぶつかり合いが描かれますが、"天才"とはどのような人だと思いますか?

福山:人は多かれ少なかれ、というより、少なからず天才だと思うんですよ。僕は、才能=個性だと思っていて、それぞれに個性というものはあると思うんですけど、その個性=才能が多くの人に受け入れられたり、大きな利益を生んだりすれば、それは世間の人から"天才"と称されるんじゃないかと。だから、天才と呼ばれない天才という方も実はたくさんいるんじゃないかと思いますね。何かにすごく長けている。家事などのごく日常的な小さな事にでも、すごく長けている方がいるかもしれないし、子供でも、日本全国の電車の名前とか言える人もいるじゃないですか。周囲の人が、将来的に役に立たないと思ってほったらかしにしてしまったらそのままになってしまうかもしれないけど、伸ばしていったら伸びていくかもしれない個性。つまり、才能。僕は、たまたま自分の好きなことを好きなようにやっていって、今がある。北村さんは、役者としての天才であると同時にシブがき隊の天才でもある(笑)。要するに、僕は"天才"というのは、個性だと思っていますね。

北村:身近に天才がいるのかと聞かれたらよくわからないですが、テレビやいろいろなものを通して天才天才という言葉を聞いたりしますよね。才能のひとつひとつというのは天からもらったもの、努力で得たもの、または奇跡があったり、いろんなものが合わさった瞬間に生まれるものだったり、いろんな形があると思うんですよ。今回でいう湯川みたいな天才、何かにすごく秀でた人というのもいると思うんですけど、その湯川でも湯川なりにまだみえないことがあったり、何かを突き詰めようとしたりしていますよね。だから、天才というのは、自分にないから人に対して思う。そういうものでしかないのかなと。これが天才だとかいうことを、誰が決めてるわけでもないので、意識の中だけで生まれる言葉なのかなと思いますね。

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