ガリレオ
- No.007 -
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静子の部屋を後にした湯川は、そのマンションから事件があった向かいのマンションまで走り出した。全力疾走すれば1分足らずだった。薫は、湯川が何をしようとしているのかがわからず、困惑していた。湯川は、薫の質問には答えず、今度は峰村に会いに行くと言い出す。

峰村が勤めているのはロボット関連のメーカーだった。湯川から、何かスポーツをやっているか、と尋ねられた峰村は、ジムで鍛えている、と答えた。管理人の証言によれば、事件があったとき、峰村は汗だくで息も切れ切れだったという。しかし、ふたつのマンションは、走って1分足らずの距離であることから、汗だくになるほどではなかった。そこには何らかの理由があるはずだと考えた湯川は、菅原と冬美の電話が終わった時刻を調べるよう薫に指示した。

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