ガリレオ
- No.005 -
[2/8]

薫は、早とちりしてしまったことを誤魔化し、慌てて湯川に捜査協力の話を切り出す。それは、管内のホテルで起きた密室殺人事件だった。被害者は、長野でペンションを経営する矢島(岡本光太郎)という男で、死亡推定時刻は、矢島がホテルにチェックインしてからちょうど1時間後の午後6時。実は、矢島がチェックインする少し前から、部屋の前の廊下で電気配線のチェックが行われていた。作業員によれば、3時間近くに及んだその修理中、その部屋に入ったのは矢島だけだという。しかし、部屋には矢島と犯人が飲んだと思われるコーヒーの容器がふたつ残されており、矢島が飲んだと思われる容器からは睡眠薬が検出されていた。このことから、犯人は矢島を眠らせた後、絞殺したものと思われた。だが、謎はそれだけではなかった。実は、ホテルの対面にあるビルで働く会社員(利重剛)が、矢島の部屋で火の玉が飛んだのを見たと証言していたのだ。部屋の床には、そのためについたと思われる焦げ跡も残っていた。

[前へ|次へ]

もどる
0.ガリレオ TOP

(C)フジテレビジョン