ガリレオ
- No.004 -
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湯川が研究室で田上の考案した殺害方法について考えていると、栗林がやってきた。栗林は、薫が落としていったブローチに気づき、それが田上の手作りであることを湯川に告げた。田上がシリコンウエハーを超音波加工機で彫ったことを知った瞬間、湯川の頭の中に何かが閃いた。
湯川は、薫に電話を入れ、犯人が超音波を使って被害者を殺害したことを告げる。超音波を水中で発射すると、負の圧力が生じ、水中に空洞や気泡が発生する。その圧力が負から正に変わる瞬間、空洞が消滅することによって破壊作用が起こるというのだ。電話の最中、湯川は、鈴の音を聞いていた。それは、ホテルスタッフが持っていた、プラカードについている鈴だった。田上と食事中だった薫は、明日から早速捜査する、というと電話を切り、携帯電話の電源を切った。

食事を終えた薫は、田上に支えられながら部屋へと戻った。田上がワイングラスに入れた薬のせいだった。風呂に入った薫は、そのまま眠ってしまう。すると、薫の部屋に何者かが侵入し、怜子を殺害した超音波ツールで薫を殺害しようとした。その瞬間、バスルームに弓削たちが飛び込んできて、男を取り押さえた。だが、その男は田上ではなかった。

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