ガリレオ
- No.004 -
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あくる日、薫は、湯川の研究室を訪れる。他殺説の根拠を聞くためだった。だが、湯川の姿はなく、助手の栗林(渡辺いっけい)が、プラスチックウェルダーを使って溶接作業をしていた。その際、薫は、田上のことを栗林に話していた。
同じころ、湯川は、学内の図書館で、医学書などを調べていた。そこにあった専門雑誌には、田上の記事が掲載されていた。
田上の元を訪ねた薫は、怜子の死は他殺の可能性があると彼に伝えた。そこで初めて湯川が捜査に協力していることを知った田上は、一瞬表情を変えるが、すぐに自分も心臓麻痺を起こす方法を考えてみる、と薫に告げた。
研究室に戻った湯川は、村瀬(林剛史)らゼミの学生を総動員して、世界中のWEBサイトを対象に、「暗殺」「心臓麻痺」「兵器」といったキーワードを調べさせる。やがて、キューバのあるサイトが浮かび上がった。そこには、「心臓麻痺にしか見えない暗殺方法」「暗殺に最適」「すでに数回の実験で効果確認済み」という売り込みの言葉があった。
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