ガリレオ
- INTERVIEW -

Q.若手役者さんが揃っている研究生たちとは、普段、どのようにコミュニケーションを図っていますか?

メイクしながらみんなの話とかを聞いていても、話題についていけなかったりもするんですけど、でも共感できる話もあって…みたいな微妙な距離感は、芝居の中でも生かせるな、と思っているんです。だから、あんまり彼らの方に合わせないようにしてます。若い子に合わせていくのって、あんまり好きじゃないんですね(笑)。僕の役的な立場も微妙でしょ。湯川さんは准教授ですけど、僕は助手で、研究生と比べたら、年くってるからちょっとだけ上、みたいな(笑)。彼らが僕のことをどう思っているのか、みたいなことも、ちょっとだけ醸し出せればいいな、と思ってるんです。書かれていないけど、プラスアルファの勝負ですからね。そこが楽しいんですけどね。「映らないんだけど、一応、こうやろうぜ」みたいな刷り合わせはよくやってるんです。この間、ちょっと嬉しいことがあって。あの5人衆は、一応、色が決まっているんですよ。バインダーの色とか、ポケットにさしているシャーペンの色とかも、トータルで合わせているんです。ゴレンジャーじゃないけど、ピンクとかイエローとかね。それで、ちょっとしたときに、「研究器具も、同じ色のものを持っていると面白いよね」って僕が言ったことがありまして。そのときは映らなかったんですけど、この間、本を探すっていうシーンで、「私、黄色持ちたいんでうすけど…」って、自分から黄色を仕込んでる子もいて…。別に、僕が言ったからっていうことじゃないけど、そうやって自分で楽しみながらやることを、スポンジのように吸収している若い子たちと一緒にやっている、というのは心地よいです。

もどる
インタビューTOP
0.ガリレオ TOP

(C)フジテレビジョン