不信のとき
-Story-
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そして、和子は自分が流産がきっかけで、二度と子どもが産めない体になってしまったことを告白。道子が不妊症で悩んでいると知り、心から応援したいと思ったと言う。だが、人工授精で赤の他人の子どもを産むなど、エゴだと泣きながら訴えた。愛し合った両親のもとに産まれてこそ、子どもは幸せになれるというのだ。たとえ人工授精であったとしても、両親が同意の上、お腹にいる時から親としての愛情を注いでこの世に迎えてあげるべきだ、と。さらに、和子はマチ子のことも言及。ハナから父親のいない子どもを産むなど、思い上がりだと言う。道子もマチ子も、母親になりたかったのではなく、女として自信を付けたかっただけの最低の女だと言い放つと、和子はソファに座り込んだ。落ち着いた和子は、義雄には天罰が下った、その罰を受け入れざるを得なくなった彼と向き合うことが、道子が妻としてできる最後の誠意だと言う。和子の言葉が強く胸に響く道子…。
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