不信のとき
-Story-
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義雄はマチ子に電話しようと携帯を取り出すが、バッテリー切れに気付き、自宅の電話からかける。その電話を切った後、マチ子は義雄からの着信番号を携帯のメモリに登録した。
後日、義雄は島原常務(平泉成)から呼ばれる。道子が書を書いたポスターを、広告コンクールを受賞した義雄と、日展の大賞を受賞した妻が手がけたという話題性で会社のイメージアップに役立てようという提言だった。だが、義雄は別の派閥の常務たちを刺激しないためにも、自分のことは表ざたにするのは慎重にしたほうが良いと言う。
帰宅した義雄は自分の出世にも関わることだと言って、本名を明かすのは様子を見ようと道子にも告げた。その話を聞いていた沖中和子(杉田かおる)は義雄に、道子の本名を隠したい理由はそれだけかと意味ありげに尋ねる。
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