不毛地帯
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Q.役者さんの凄さを感じさせてもらった現場でもありました。名場面もたくさんありましたが、大門社長と里井副社長のシーンはまさに名場面ばかりでした。

そうですか(笑)。一時は、里井自身も事柄に振り回されて、ワケがわからなくなって取り乱すわけですよね。そういうときに、大門は「まあ落ち着け!」って言ってたわけですけど(笑)、やっぱり大門と里井の同志、戦友的な関係っていうのは、どんなことがあろうとそこでは破たんしないわけですよ。破たんしなかった。今度、「帰ってきてくれ!」っていうときに、「いや、もう帰りません」ってなっても、それは決して里井が大門を裏切ったわけじゃない。ある意味、里井との関係というのは、彼が7400人を象徴していると思うんです。だからここを大事にしたかったわけですね。

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