不毛地帯
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Q.唐沢寿明さんとの共演に関してはいかがですか?

唐沢くんがやっている壹岐そのものも、変わっていくわけですよね。徐々に変化があって、背骨そのものがいろんな形で軋むんでしょうね。だから、痛いですよ、やってて。いろんなものを背負ってますからね。それに代わる何かを探すんじゃなく、それも含めて全部を引き受けて生きて行くんですから。唐沢くんも、回を追うごとに痛んでいったんじゃないですか? 背骨が軋む、っていう言い方が一番合ってるんじゃないですかね?最初のころは、壹岐も大門もイケイケだから、自分たちが動くことによって事柄が生まれてくるんだけど、そのうちに、事柄に合わせて動かなくちゃならなくなっていく。それはおかしなことなんだよね。閉塞感っていうのはそういうところから生まれてきて、自分が何かやる前に事柄が先行してしまって、それに縛られてしまう。そこから脱却しなきゃ、なんていうのは、いまみんなが感じているところでもあるんじゃないですかね?

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