エンジン
-Story.3-
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再びチーム・イチノセのガレージを訪ねた神崎次郎(木村拓哉)は、ファーストドライバー、菅原比呂人(青木伸輔)の挑発を受ける。比呂人は自分とのマッチレースに勝ったら、次郎と契約して欲しいと一之瀬新作(泉谷しげる)に申し出る。ただ、次郎が負けた場合は二度とガレージに来ないことが条件。一之瀬は、レースの結果判断は自分がすると言い、翌日午後1時にマッチレースを実施することを宣言した。

その頃『風の丘ホーム』では、連休を前に子供たちの一時帰宅が始まっていた。星野美冴(上野樹里)たち帰る家のない者は、引き続き猛(原田芳雄)、ちひろ(松下由樹)とホームに残る。水越朋美(小雪)が、樋田春海(戸田恵梨香)を送り出したところに次郎が帰ってきた。と、ホームから大きな物音が。塩谷大輔(石田法嗣)が迎えに来た父親に反発している。大輔を鳥居元一郎(堺雅人)が制していると次郎が顔を出した。大輔は次郎を見ると、部屋に帰ってしまう。大輔の両親も、あきらめた様子でホームを去った。猛が、次郎が来ると話がややこしくなるとあきれていると、帰宅用の荷物を持った平山盛男(小杉茂一郎)が泣き出す。迎えに来るはずの盛男の父が来ないのだ。

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