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-インタビュー-

Q.9話で、次郎への想いが少し垣間見られましたが、一之瀬監督の真意は?

「なんか、ちょっと出ちゃったけど、本当のところは…ってのは、まだ教えられないな(笑)。ホームの物語だけど、サーキットでは次郎と一之瀬の師弟関係のドラマでもあるからね。日本人特有の"師弟"のあり方ってのは、黒澤明監督の映画とかでもしっかりと描かれてきたけど、次郎と一之瀬もそんな見え方になるといいよね。一之瀬は、これまであまり多くを語らずに、目だけで次郎に何かを伝えようとしていた…。なんて、格好良いじゃない? 説教するんじゃなくて、次郎に自ら体験させて気づかせるって感じなんだよね。ただ、一之瀬は次郎の人間そのものを変えようとしているんじゃなくて、レースに臨む品格を鍛えようとしていたんじゃないかな。俺は、レースのような紙一重、神技を必要とする芸術には、時には自分を押さえ込む忍耐も必要だと思いますね。」

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