お台場湾岸テレビ
-第9話-
「俺、最終面接まで行っちゃいました!」
ADの星成和(高岡蒼甫)はハワイ産業の面接を順調にクリアし、最終面接まで進んでいた。50周年記念ドラマの『シローのはらわた』も順調に撮影が進んでおり、あとラストワンシーンの撮影を残すのみとなっていた。
しかし、湾岸テレビに突如大きな問題が突きつけられる。
「湾岸テレビが営業停止になる!」
なんと、湾岸テレビの所在地は港区ではなく、江東区であるというのだ。50年前に湾岸テレビが出来た時には、港区であったのだが区画整理で江東区青梅であることが判明したのである。それが原因で、役所から補助金も停止、さらに営業停止のお達しが来てしまったのだ。
「星には黙っておこう。就職活動ほっぽらかして駆けずり回るの、目に見えているから」
面接を順調に頑張り、次の人生を歩もうとしている星にはこのことを黙っていようと提案するカメラマンの源さん(酒井敏也)。
だが、湾岸テレビのスタッフ達はなんとかしなくてはと動き出す。湾岸テレビが所有する機材や小道具を売ってお金を作ろうとする山崎部長(山崎弘也〈アンタッチャブル〉)や柴田プロデューサー(柴田英嗣〈アンタッチャブル〉)そして、香野かれん(平田薫)。お台場の道行く人達に、署名を求める者達。
一方で湾岸テレビが、最大のピンチになっていることなど知らずに星は、のんきに1人浮かれていた――。
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