お台場湾岸テレビ
-第7話-

「かれんさん緊急入院です!」

数々のトラブルやアクシデントを乗り越えてなんとか撮影が進んでいるドラマ『シローのはらわた』。しかし、今回ばかりはどうにもならない。なにせ、主演女優・香野かれん(平田薫)が倒れてしまったのだから。でも、なんとか本日中に撮らなくてはいけないシーンがあった。そこで、有働針監督(岸部シロー)が一言。

「バイト、お前が代役やれ!」

有働針監督はどう思ったのか、AD星成和(高岡蒼甫)に、かれんの代わりをさせると言うのだ。果たして、そんなことが成立するのであろうか?湾岸テレビ!

と言っている矢先に、今まで守衛さん(マギー)のドラマ愛という厚意に乗っかりこっそりとフジテレビで撮影をしていたドラマ班であったが、いよいよフジテレビに無断撮影がばれてしまう。またまたピンチの湾岸テレビ!

そんな中、経理の冨子さん(池谷のぶえ)は湾岸テレビ局長から薦められたお見合いを受けようかどうか悩んでいた。
星も有働針監督から言われた、「お前は向いていない」という言葉が頭の中を駆け巡り、バイトのくせに自分がADに向いているか向いていないかで悩んでしまっていた。

主演女優が倒れ、フジテレビが撮影で使えないという問題と、冨子と星の個人的な悩み。一つにまとまらない、こんなバラバラな湾岸テレビは果たして撮影を続けることが出来るのか――?

しかし、冨子のある奇跡が湾テレも冨子の人生も救うことになるとは、この時まだ誰も知る由も無かったのである――。

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