お台場湾岸テレビ
-はじめに-
お台場の裏に人知れず存在する小さな小さな貧乏テレビ局『お台場湾岸テレビ』。台場住人のみを視聴者対象とするテレビ局として、湾岸テレビ(=湾テレ)は今年でついに開局50周年を迎えた。
その記念として、湾テレでは無謀にも「とってもすごいドラマ」を制作することになったのだ。しかし、バイトAD 星成和(高岡蒼甫)、そして湾テレスタッフたちの誰しもがドラマ制作はほとんど未経験。
時同じくして、お隣のフジテレビでは監督・有働針哲彦(岸部シロー)がスタッフともめていた。星たち湾テレスタッフは有働針に、自分たちと一緒にドラマを制作してくれるようお願いをするのだが…。
気軽な気持ちでADを始めた星。ボロ雑巾のようになるまで働き続ける日々。ありえないくらい貧乏な湾岸テレビ。何一つ見栄えの無い場所で、星と湾岸テレビスタッフは涙と笑顔を繰り返し、たった一本の単発ドラマを創るために与えられた3ヶ月を、がむしゃらに走り続ける…。
「デジタル化」から取り残された「アナログ」な湾テレスタッフたち。「デジタル」より不効率だと思われても、笑って泣いて、悩んで喜んで…。ドラマ撮影のバックステージで、時代遅れの人間たちがまき起こす、3ヶ月の奇跡を描く。
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