独身貴族
a swinging single
Interview
vol.6
緒方須美花役 蓮佛美沙子さん
●須美花は、「キネマ・エトワール」社長の星野守(草なぎ剛)の秘書という役柄ですが、須美花にはどんな印象がありますか?
守さんの秘書なのに、専務の進さん(伊藤英明)が大好きで、もう「そこしかない」というキャラクターかな、って(笑)。特に1話から3話くらいまでは妄想キャラというくらい、「専務と食事に行きたい!食事に行きたい!」とずーっと妄想していましたから。社会人としてのリアリティーは度外視ですけど、そういうキャラっぽいところでクスッと笑っていただけたらいいな、と思いながら演じています。
●確かに「恋愛に生きている!」って感じがしますね。
恋愛しに会社に行っていますよね。撮影現場でも、「須美花って星野社長の秘書だよね?仕事してるの?」なんて話題になることもあるくらい、専務、専務って…(笑)。フリフリの洋服を着て、相手の都合も構わずにガンガンアタックしていくところも、女子っぽいというか、女性という武器を存分に使っているなぁ、と感じます。私自身は、どちらかというと女っぽい部分が少ないと思っているので、このような役は自分のなかでテンションを上げていかないと演じられないんです。より「役を作って」演じるタイプの役ですし、ちょっと離れたところから役を見ているような気がしています。
●大好きな専務の前にゆき(北川景子)というライバルが現れたことで、さらにヒートアップしているのかもしれません。
進さんは離婚協議中とはいえ、既婚者なんですよね。でも、須美花にとって進さんは、ずっと憧れの先輩のような存在だったんじゃないかと感じていて。それが、離婚するかもしれないという状況になったり、身近にゆきさんが現れて「取られちゃうかもしれない」と焦っているというのはあると思います。
●撮影現場の雰囲気はいかがですか?
藤ヶ谷(太輔)さんは以前「PRICELESS〜あるわけねえだろ、んなもん〜」(フジテレビ)でご一緒したことがありますが、それ以外の方とは初めてです。ですけど、私がハマッている携帯ゲームを偶然、伊藤さんや北川さんもやられていたので、ゲームの話をきっかけに、いろいろお話をさせていただくようになりました。すごく和気あいあいとした楽しい現場です。
●撮影も中盤を過ぎ今後の展開も気になります。蓮佛さんが注目するポイントは?
先日、4話のオンエアを見ても思ったんですが、私のなかで守さんがかわいくて仕方がなくなっているんです(笑)。ゆきさんを好きなことを認めようとしないのに、何かあると「どうしよう?」って動揺するところとか、玲子さん(平岩紙)との結婚生活を妄想して「ああっ〜!」となるところとか、小学生みたいだなって(笑)。6話では、さらに自分の気持ちを偽る方向に行くんですけど、そういうところもかわいくて。今後、守さんが素直になることはあるのか、素直になったときにはどうなるのか、どんなふうにゆきさんに向かっていくのか、ということに興味がありますし注目していきたいですね。私は守さんよりも全然年下ですけど、「頑張ってほしい!」、「幸せになってほしい!」と思っています。
●須美花の今後については?
振られるだろうな、というのはある程度想定できますので…(笑)。振られたあとに進さんを応援するのか、冷やかすのか、須美花がどういう態度を取るのかは気になります。それから、進さんもそうですけど、個人的に川越くん(藤ヶ谷)のキャラが面白いと思っていて。川越くんと須美花がワチャワチャやっている感じのお芝居が好きなので、今後、あのふたりのシーンが出てきたら楽しいかな、と思っています。
●最後に視聴者のみなさまにメッセージをお願いします。
個人的に兄弟がからんだ三角関係がとてもいいと思っているんです。「どうなんだよ、アニキ?」「俺はそんなんじゃないよ…」みたいな守さんと進さんのやりとりに、キュンキュンしています(笑)。普段は仲のいい兄弟なのに、恋愛では本心を隠していたり、踏み込めなかったりする感じがいいんですよね。話数が進むにつれ、そんなキュンキュンポイントもさらに増えていくと思いますので、食事を終えたあとなんかにリラックスしながら楽しんでいただけたら嬉しいです。
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