独身貴族
a swinging single
Interview
vol.4
川越裕太役 藤ヶ谷太輔さん
●「独身貴族」の企画を聞いて、どんなことを感じましたか?
結婚する人も独身でいる人も、両者に理由がありますよね。結婚はまだイメージできないですけど、去年25歳になったときに結婚し出した友だちが増えたんです。そんなときに、「自分もそういう年になったのか…」と考えたことがありました。結婚するのは、良い悪いではなく、いくつですればいいというものでもないですし、このドラマではまさにそういうことが描かれていくんだろうな、と思いました。結婚している方が見ても独身の方が見ても面白いだろうし、自分自身も全話を終えたときに、結婚したいと思うか、独身もいいと思うのか、今と考えが変わるのか楽しみになりそうだなと感じました。
●演じる川越裕太役にはどんな印象を持っていますか?
彼は脚本家志望のラインプロデューサーという役柄ですけど、性格はわかりやすく言うと、強い者には弱く、弱い者には強いという、僕があまり好きではないタイプです(苦笑)。まだ詳しく彼のことを知りませんけど、もしかしたら、そういう態度を取らなきゃいけない理由があるのかもしれないなと思っていて。今後、嫌なヤツだけじゃない一面が出てきて、周りのみんなからも好かれるキャラになっていけたらいいですね。
●演じるうえで心がけていることはありますか?
どこの世界にも裕太みたいな人はいるんですよね。みなさんが共通してイメージするような、「いるいる、こんなヤツ!」というのにドンピシャではまれたらいいなと思っています。裕太は、やたらと力強く長々しゃべるけど、話の内容が薄くて、聞いているほうが「ぽかーん」としてしまうんです。彼は彼なりに一生懸命しゃべるけど、伝わらないその感じを、自分も一生懸命演じたいです。そして、「ぽかーん」とするような空間を作れたらいいかなと思います(笑)。
●衣装の感じも今までの藤ヶ谷さんのイメージとは違いますね。
いやぁ、ハンチング、生まれて初めてかぶりました。まだ序盤で慣れていないので恥ずかし過ぎますね(笑)。終盤では、ハンチングをかぶっていないほうが恥ずかしい、というくらいになれたらいいんですが…。
●なぜハンチングをかぶることになったんでしょうか?
キャラクターに合っていたからだと思います。衣装合わせのときに監督が「わかりやすい!」とおっしゃっていたので。視聴者の方に、より早くそのキャラクターを掴んでいただくためには、衣装や髪型はすごく重要ですよね。そういう意味で、裕太にはハンチングだったんだと思います(笑)。
●草なぎ剛さんと共演されていかがですか?
バラエティーや音楽番組ではお会いしたことはありましたが、ドラマの現場での草なぎさんは空気感が違うと感じました。これから間近で草なぎさんのお芝居が見られるというのは本当に贅沢なことだと思っています。今後、ご一緒するシーンも増えてくると思いますので楽しみです。
●収録の合間で何か話をされましたか?
まだあまりお話し出来ていないのですが、以前、舞台を見せていただいたときに、僕もジーンズや洋服が好きだと話をしたら「じゃあ、今度話をしよう。服もあげるよ」と言っていただいたんです。木村(拓哉)さんと共演させていただいたときも、洋服をいただきましたし、後輩はそういうのをすごく楽しみにしているんです。僕も、共演した後輩に服をあげたことがあります。今後、草なぎさんとは、お芝居の話はもちろんですけど、洋服の話もできたらいいですね。
●では、視聴者のみなさまにメッセージをお願いします。
今回、演じる裕太は、今まで演じたことがないキャラクターで、普段の自分とも違う人間です。上にはペコペコ、下には強く出るという嫌味なシーンもありますが、一生懸命演じていますので、嫌なヤツっぷりも楽しみに見ていただけたら嬉しいです。そして、「自分も裕太みたいになっていないか」と自分を振り返るきっかけとしても見ていただけたらいいのではないでしょうか。
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◆独身貴族
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