はじめに

フジテレビヤングシナリオ大賞は、フジテレビがテレビドラマで活躍する次世代のシナリオ作家を募集・育成するために設立されています。
2012年度の大賞作品「Dearママ」を新進気鋭の若手スタッフ、キャストによって映像化。切なくも強い女性たちの「ドラマ」をお届けします。

2004年の秋、祭りの日に屋台の金魚を残して、
母が姿を消した。
それから8年。どうしようもない不条理を受け入れて、
平穏な日々を送っている、14歳の私がいた。

それなのに―。
突然、母が帰ってきた。

いったい母は何のために戻ってきたのか?
垣間見せる母親らしさに揺らぐ少女、そして母親自身。
私たち母娘はもう一度やり直すことができるのだろうか?
大人すぎる子供と、子供すぎる大人。
「なんでこんなに遠いんだろう……家族なのに」

ある秋の日に訪れた、互いに傷つけ合いながら、
それでも前へ進もうとする娘と母の4日間―。

運命に翻弄される主人公・平山透子を演じるのは2007年に開催されたアミューズ30周年全国オーディションで6万5000人以上の応募の中から見事グランプリを獲得し、最近では映画「桐島、部活やめるってよ」での好演が光る新進気鋭の若手女優の清水くるみ。また、母として、また一人の人間として葛藤をする、透子の母・恵を野波麻帆、その娘と孫を見守る祖父母を沼田爆、島かおりが演じます。また、透子を気にしながらも対応に苦悩する部活の顧問教師・橋口美穂を佐藤江梨子が演じます。

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