ダンドリ。
-Story-
[3/8]

夜、渡のもとに、深雪(菅野美穂)から電話が入る。渡の父親で、日本舞踊・鷺村流家元の誠三(夏八木勲)が、法要の席で鷺村雪円の名を返上して引退することを決意したのだという。誠三の弟子である深雪は、渡と誠三が和解する日が来ることを信じ、それまでの間、鷺村流を守ろうとしていたが、それを果たすことが出来ずにひどく落胆していた。渡は、そんな深雪を励ますと、金沢に行くことを約束する。

ターンが苦手だった要は、バレエを習っていたかしこ(木南晴夏)に付きまとい、個人レッスンを頼む。要が、無理矢理かしこを練習場に連れて行くと、そこには、一心不乱に日舞を踊っている渡の姿があった。渡は、踊りを途中で投げ出してしまった自分にけじめをつけるため、最後に一度だけ、誠三の前で踊ることを決意していた。

<Back|Next>

もどる
0.ダンドリ。TOP

(C)フジテレビジョン