ダンドリ。
-Story-
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一方、父親の誠三(夏八木勲)が倒れたとの知らせを受けた渡(国分太一)は、故郷の金沢に戻っていた。渡は、日本舞踊・鷺村流の家元である誠三の跡を継ぐために、幼いころから稽古に打ち込んでいた。しかし、誠三から「お前の踊りには心がない」など言われた渡は、このまま踊りを続けていくべきかどうか悩み、その挙句、家を飛び出していた。渡が実家に帰ったのは、それ以来、10数年ぶりのことだった。だが、久しぶりの再会は、短く、そしてぎこちないものだった。渡は、以前と変わらぬ誠三の姿に、驚いていた。しかし、渡の幼馴染・マコト(大倉孝二)によれば、誠三は後遺症が酷いためにもう踊ることは出来ないのだという。
さつき市に戻る日、渡は、もう一度実家を訪れる。渡が誠三に会うべきかどうか迷っていると、そこに渡の元婚約者・深雪(菅野美穂)が現れた。深雪は、渡がいまも踊りに未練があることを見抜き、必ずこの世界に帰ってくると思っている、と渡に告げた。
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