ダンドリ。
-Story-
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一方、そんな要に恋をしているのが、野球部の万年補欠で、日本生まれ・日本育ちの日系ブラジル4世、鈴木カルロス三郎太(増田貴久)だ。三郎太は、毎回、要と追試を共にしているうちに彼女に恋してしまい、一学期に一度、必ず愛の告白をしていた。が、女心のわからない三郎太は、いつもデリカシーのない発言ばかりして、その度に要の怒りを買っていた。

要のクラスの担任は、数学教師の石橋渡(国分太一)。生徒たちから『うらなり』というあだ名で呼ばれている渡は、いわゆる鉄道オタクで、オタク仲間の日本史教師・足立原一郎(入江雅人)、生物教師・岩壁宗吉(石井愃一)と教員室で鉄道模型を走らせて遊んでいるような男だ。しかも、渡が顧問を務めた部は、ことごとく廃部に追い込まれるというジンクスまであった。熱血タイプの英語教師で、バスケットボール部などいくつもの部の顧問を務めている佐藤智子(山口香緒里)は、そんな渡たちのさつき高校の教師たちのやる気のなさに納得がいかず、渡に、男子バスケットボール部の手伝いをさせようとしていた。

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