コード・ブルー
- 2nd season -
- STORY -
[2/2]
病院では、白石たちフェローが万全の準備をして子供を受け入れた。だが、子供の体温は戻らない。藍沢は、子供を開胸して直接温かいバスタブに入れて蘇生するという方法を選択。何とか心音を回復させることに成功。だが、子供の瞳孔は開いたまま。心肺停止が長すぎ、脳内に酸素が行き渡らなかった。
緋山と白石は、母親に子供の状態を告げる。蘇生後脳症…つまり、植物状態になってしまったのだ。放心状態の藍沢に、橘が声をかける。橘は、藍沢たちの蘇生を止めなかったのだが、平然と結果は分かっていたと言う。さらに、子供の低体温からの蘇生は滅多に出来ないとまで…。藍沢は、この結末が子供とその家族にとって良かったのかと問うが、橘は首を横にふる。そして、医者は患者の人生まで引き受けたら頭がおかしくなると言って去った。
その橘に、緋山も諦めたくないと食い下がる。すると橘は、救急医を続けたいなら、諦めたり割り切ったりすることも覚えろと答えた。
イヴの夜。白石は冴島と2人で、子供のベッドを母親の隣へ運ぶ。
次の日、緋山は橘に小児治療が充実した病院へ昨日の子供を搬送したいと申し出る。皮肉な言葉を吐かれながらも橘に許可され、緋山は子供をヘリ転送。その途中、子供の目が開いた。まだ、わずかな希望が残っていそうだ。藍沢と白石は、子供の母親にそれを伝える。
その頃、冴島は悟史に会い、昨日の決意を質す。悟史は、延命措置を望まないことを告げるDNRにサインをしていたのだ。悟史は最期まで自分らしくありたく、残りの人生を冴島に会うために使いたいと言う。今日、生きていること、冴島に会えることが自分にとっての奇跡だと告げる悟史。冴島はいつまでも悟史を抱きしめた。
藍沢は、絹江の様子を見に行く。病室を出て歩いていると、ある男とすれ違うのだが藍沢は気づかずに…。
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