CHANGE
-第一話物語-
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理香は長野に出向き、啓太を補欠選挙に出馬するよう説得。だが、啓太は政治の世界には興味がないと断る。そんな時、夫と長男を同時に亡くした啓太の母、貴江(富司純子)から電話が入った。話を聞いた啓太は驚く。事故以来、床に伏せっていたはずの貴江が選挙に出ると言うのだ。母の身を案じた啓太は、福岡に戻ろうとする理香を引きとめ、自分が立候補すると請け負ってしまう。 理香とともに福岡入りした啓太の選挙戦が始まる。選対本部には、選挙プランナーの韮沢勝利(阿部寛)も駆けつけた。後援会長の姪っ子で、ウグイス嬢を務める宮本ひかる(加藤ローサ)は、若い候補者に興味津々。落選すれば、理香が自分を政治家にするのをあきらめるだろうと踏んでいた啓太。しかし、慣れない選挙戦に初めは戸惑っていたが、徐々にやる気を見せ始める。それは、教員として日ごろ子供たちにアウトになると分かっていても全力で走れと教えているからだった。 理香が睨んだとおり、啓太の女性からの受けは良い。少しずつ票固めも出来始め、いよいよ選挙の前日、最後の街頭演説に挑むことになったとき、啓太の父、誠の過去の不正が新聞紙上に躍る。対立候補の戦略だった。それでも予定通り、演説を始めた啓太だが、対立候補の仕組んだ野次に、素直に頭を下げ、父の不正を認めてしまう。
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