ブザー・ビート
<Story 02>

直輝(山下智久)と莉子(北川景子)は、互いの名前も知らぬまま、親しく話すようになる。直輝がシュートの練習をするために使っている公園で、莉子がバイオリンの練習をしていたことがきっかけだった。莉子は、公園のすぐそばにあるアパートで、親友の麻衣(貫地谷しほり)とルームシェアを始めたばかりだった。

ある夜、直輝の家に、恋人の菜月(相武紗季)が遊びにくる。直輝の母・真希子(真矢みき)や妹の優里(大政絢)は、いつものように菜月を歓迎した。直輝たちが皆で食事をしていると、菜月の携帯電話に着信があった。電話をかけてきた相手は、直輝のチームメートになった廉(金子ノブアキ)だった。席を立って電話に出た菜月は、一度寝たくらいで勘違いしないで、と廉に告げて電話を切った。

そのころ莉子と麻衣は、直輝が所属するプロバスケットボールチーム『JCアークス』のヘッドコーチ・川崎(伊藤英明)に誘われて飲みに出かける。

その席に川崎が連れてきたのは、アークスのキャプテンを務める宇都宮(永井大)だった。麻衣は、ひと目で宇都宮のことが気に入っていた。だが、莉子が川崎から聞いた話によれば、宇都宮はずっと恋人を作らないことから、男性が好きなのではないか、というウワサがあるのだという。麻衣は、それにもめげずに、宇都宮に演奏会のチケットを手渡した。

そんな中、直輝たちアークスの面々は次のシーズンに向けて動き出す。来週から再開される練習の前に、選手紹介用の写真撮影などをこなした直輝は、秀治(溝端淳平)や守口(青木崇高)らとともに子どもバスケット教室にも出向き、小学生たちを指導する。直輝は、子どもたちから大人気だった。

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