interview #03
勝田秋生役 三浦翔平さん
勝田秋生をどのような人物ととらえていますか?
圭さんやムネさんのセリフにもよく出てくるんですけど、バカなやつです(笑)。ただ、バカとは言われるけど、その言葉の中にすごく愛情を感じるんですよね。ただのバカじゃなくて"愛されるバカ"だと思ってます。演じていて、すごく楽しい役です。
秋生がいることによって工場内の空気が和みますよね。
そうなればいいなと思っているので、それが伝わっていれば嬉しいです。圭さんとムネさんとは対照的な秋生がいることで、いいバランスになればいいなと思っているんです。
そうなるために、心がけていることはありますか?
とにかくテンションをあげてます。秋生と自分では性格が全然違うんですよ。
僕は静か動かでいえば、わりと静に近いタイプ。秋生ほど元気じゃないので、朝早い撮影では精一杯テンションをあげてます。年齢も実年齢より下ということもあって、やや若づくりしてますね(笑)。
秋生にとって、圭介はどのような存在だと思いますか?
圭さんは頼れる存在であり、実際にもすごく頼っています。今の段階での秋生は圭さんがいないとダメで、それが今後どうなっていくのかが気になりますね。同じ先輩でも、ムネさんとは関係が違いますね。ムネさんとは年齢はだいぶ離れてますが、お互いなんだかんだと楽しそうに会話していますから。
従業員も家族同然の「中村産業」のような職場を、どう感じますか?
僕自身こういう経験がないから、町工場は実際もこういう感じなんですかね?本当に家族みたいなんですよ。小さい頃に行ったおじいちゃんの家みたいな感じ。すごく温かい居心地のいい職場ですね。
三浦さんは工場のシーンが多いですが、現場の雰囲気はいかがですか?
理由をうまく言葉で表現できないんですけど、僕は工場のシーンが好きなんですよ。雰囲気がいいんです。みなさんのキャラクターや個性がすごくいいバランスで存在していて、社長を筆頭にみんながうまく回っている感じがします。唯一困っているのが、最近よく出没するハチ。これだけは本当に勘弁して欲しいです(笑)。
現場は先輩が多いと思いますが、こういった環境はいかがですか?
これまで比較的同性の同世代がたくさんいる現場が多かったこともあって、正直、寂しい気持ちもあります。先輩ばかりなので緊張もしますけど、秋生に近い環境であることが役に入りやすいです。そして、なによりすごく勉強になることが多いですね。
三浦さんは、圭介と美雨のような親子はどう思いますか?
美雨ちゃんがすごくしっかりしてますね。たまに圭さんが怒られてたりして(笑)。でも、お互いを思い合っているすごくいい関係で、自分に娘ができたらこうありたいなと思えるような理想の親子です。
1話では圭介に「親バカだ」とからかうシーンもありました。
でも、そうなっちゃいますよね、実際(笑)。僕自身は2人を見てるといつもほんわかした気持ちになってます。
これから秋生も圭介の病気を知ることになると思います。その時、秋生にどういう対応をして欲しいと思いますか?
今こそ圭さんがいなかったら何もできなくてミスしてばかりの秋生だけど、急成長まではいかなくても、せめて自覚と責任を持って仕事にのぞむ姿勢を見せて欲しいです。圭さんに頼るんじゃなくて、逆に圭さんをサポートできるような人に成長できればいいですね。
三浦さんが感じる、この作品の魅力を教えてください。
圭さんの病気はすごく悲しいことではあるんですけど、でも家族や工場の仲間たちのシーンで気持ちがほんわかしたり、クスッと笑える部分もあってりして、ほんのり温かい気持ちになれるいい作品だなと思います。
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