鹿男あをによし
ストーリー
《2/11》

大仏池で汲んできたという水を堀田が銅鏡に注ぐと、水面に映った満月が小さな点となり光を反射させる。それを鹿が舐めると、水が満月に吸い寄せられるように集まり、光る球となる。堀田が銅鏡を持ち上げると、球はふわりと宙に浮きそのまま月へと吸い寄せられる。光の球を吸収した月は大きく光ると、今度は地上に向かい強い光線を放つ。その光は、銅鏡を突き通すと、地面に吸い込まれていく。すると、しばらくして地面が大きく揺れ動く。地中深くにいた大鯰が、尾尻を締め付けられ驚いたらしい。鹿は堀田に指示し、もうひとつの光の球を自分の目にはめさせる。そして、小川に「"目"だよ、先生」と謎を明かすように言うと、次の儀式までの180年間、"目"の力とともに生きると宣言する。そして、すべての儀式が終わる。

前へ|次へ

もどる
0.鹿男あをによし TOP

(C)フジテレビジョン