鹿男あをによし
ストーリー
《6/6》
翌早朝、小川が"サンカク"を鹿に届けるため、家を出ようとしたとき、藤原が声をかける。小川の顔が元に戻ることを喜んだ藤原に小川は、奇跡とは無縁だった自分の人生に堀田が奇跡をおこしてくれたんだと、噛み締めるように言う。そして、清々しい顔で、家をあとにする。
小川が飛火野に来ると、すぐに鹿が現れ"サンカク"を持って来たかと尋ねる。小川は満足気にうなずくと、"サンカク"を鹿の眼前に突き出す。すると、鹿は「何だ、これは!」と怒ったように言う。"サンカク"だろうと、小川が不審がると「違う。これは"目"ではない」と決定的な言葉を口にする。思いもよらなかった鹿の言葉に、小川は愕然とする……。
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