アタシんちの男子
- 第2話 -
[1/2]
千里(堀北真希)は、玩具メーカー『ミラクル』の社長代理を命じられる。それも、千里が新造(草刈正雄)から借りた1億円を返済したものとみなす条件のひとつだった。
そんな千里に協力を申し出たのは、家を出て生活しているはずの三男・翔(向井理)だった。千里が手にするはずの遺産を狙う翔は、もうひとつの条件『3ヵ月間、トリックハート城で息子たちの母親として生活すること』を片付けようと提案した。翔は、放浪中の長男・風(要潤)に電話して一緒に食事をしようと誘うと、千里とともに、次男の猛(岡田義徳)、四男・優(山本裕典)、五男・智(瀬戸康史)、六男・明(岡山智樹)を、新造が発明したハイパー接着剤を使って椅子に貼り付け、無理矢理食卓につかせた。が、その際、猛は、何故家に戻ってきたのか、と翔に噛み付き、大ゲンカを始めてしまう。
『ミラクル』の顧問弁護士・響子(高島礼子)によれば、猛と翔は、昔は仲が良かったらしい。しかし、6年前に翔が何も言わずに家を出てしまったことが原因で、ふたりの関係は悪くなったのだという。猛は、翔が後継者の座を譲るために出て行ったと思い込んでいるのではないか、というのが響子の意見だった。
そんな折、翔が働いているホストクラブに猛がやってくる。ホストの面接を受けた猛は、翔より自分の方が上であることを証明するのだという。
同じ日、ダンボールハウスを修復していた千里は、悪ガキ3人組に襲われる。3人は、明をいじめていた連中だった。雑用を言いつけられて偶然通りかかった猛は、襲われているホームレスが千里とは知らずに助けに入った。千里は、猛が本当は男気があって優しい人間であることを知って微笑んだ。
千里がトリックハート城に戻ると、そこにはパテが入った6人分の額縁が用意されていた。母親十ヵ条の第二条は「兄弟の手形を壁に残せ」なのだという。(→)
△もどる
0.アタシんちの男子 TOP
(C)フジテレビジョン