アタシんちの男子
- 第1話 -
峯田千里(堀北真希)は、失踪中の父・徹(鶴見辰吾)が作った借金1億円の連帯保証人にされてしまい、借金取りから逃れるために、公園のダンボールハウスやネットカフェを転々としていた。事情を知るネットカフェの店員・国土豊(つるの剛士)は、そんな千里の数少ない味方だ。
ある日、千里は、とうとう借金取りに追い詰められる。その危機を救ってくれたのが日本を代表する玩具メーカー『ミラクル』の社長・大蔵新造(草刈正雄)だった。新造は、借金取りに1億円の小切手を手渡すと、代わりに妻になってほしい、と千里に切り出す。自分は余命1ヵ月だから最後に側にいてくれる妻がほしい、というのだ。金を返すあてもない千里は、新造の申し出を承諾するしかなかった。
それから1ヵ月後、新造が他界する。千里は、新造の秘書・時田修司(山本耕史)に連れられて、新造の別宅『トリックハート城』を訪れた。ほどなく、『ミラクル』の顧問弁護士・小金井響子(高島礼子)も現れ、1億円を返済したとみなす条件として、3ヵ月間、新造の息子6人の母親としてこの城で一緒に生活する、という契約を突きつける。新造は、後継者候補として、風(要潤)、猛(岡田義徳)、翔(向井理)、優(山本裕典)、智(瀬戸康史)、明(岡山智樹)の6人を養子に迎え入れていた。千里は、放浪中の長男・風を除く5人と顔を合わせた。が、元々お互いを家族とすら思っていない猛たちが千里を受け入れるはずもなかった。
城を追い出された千里は、自力で1億円を返済しようとする。そこにやってきた翔は、兄弟たちはみな、人を信じられなくなって自分の殻に閉じこもってしまっていることを打ち明けた。かつて自分もそうだったこと、そして新造が息子たちの幸せを願っていたことを思い出した千里は、城に戻ると、引きこもりの五男・智を強引に部屋から出すことに成功する。一歩踏み出せば世界は変わる----千里の言葉は智の心を動かしていた。そこに現れた翔は、新造の遺産をくれれば城に戻る、と千里に持ちかけ…。
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