アタシんちの男子
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Q.今回のドラマには『家族』という大きなテーマがあります。向井さんにとって家族とは?

僕もひとり暮らしを始めてもう5、6年になりますけど、家が近いんで、すぐ帰れちゃうんですよね(笑)。家族の定義か…凄く抽象的にいうと、ボランティアというか、無償のものというイメージがあります。自分の利益も打算も関係なく存在するものですよね。だからケンカもできるし。信頼っていう言葉ではなく、疑っていない、っていうことなのかもしれません。信頼って言葉の裏には、どこかで疑ってしまう気持もあり、疑ってはいけないという思いもある。でも、疑わない、というものは、その存在を完全に肯定しているということでもあると思います。僕にとっては、ですけど、血のつながりっていうのはそういうことなのかな、って思います。だから、どんなにケンカしても捨てられたりしないし(笑)。それは甘えでもありますよね。ケンカができる、っていうのは、甘えているっていうことでもあると思うんです。翔と猛が戦っている、っていうのは、お互いに凄く甘えようとしているのかもしれないですね。なんだかんだ言っても、ふたりは離れられない甘えん坊だな、って(笑)。そう思うと、本当の兄弟に見えてくるから不思議ですよね(笑)。

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