金曜プレステージ
特別企画
浅見伝説三部作
- みどころ -
第二弾『熊野古道殺人事件』
『熊野古道殺人事件』には"軽井沢のセンセ"こと内田康夫がドラマ史上初登場します。演じるのはご本人が浅見光彦シリーズの小説のファンである伊東四朗さん。内田康夫原作をほとんど読破し、自宅に百冊以上所有しているそうです。実は私と金監督は伊東さんには随分前からお世話になっていて、浅見の衣装合わせの時、別の作品の収録で撮影所に来ていた伊東さんに衣裳部屋をのぞいてもらった事がありました。私は伊東さんが浅見の小説のファンである事を知っていたので、その時「将来、ぜひ軽井沢のセンセで出てもらえませんか」と伊東さんにお願いしました。軽井沢のセンセ登場編は私と金監督の悲願でもあったのです。この原作は伝説と軽井沢のセンセ活躍編という事で選びました。
熊野古道に伝わる『補陀洛渡海(ふだらくとかい)』という江戸時代に禁止された宗教行事を285年ぶりに行うとする和歌山の大学の講師。その行為はともすると自殺行為につながりかねない事から松岡教授は親友の内田康夫に相談する。原稿の締め切りに追われる内田は浅見に止めるよう説得する事を依頼する。熊野古道への道中には『旅と歴史』の藤田編集長が同行する。熊野古道に着いた二人は熊野川で補陀洛渡海を行おうとしている講師の妻の他殺死体に遭遇する。それでも講師は渡海を挙行しようとし、さらなる事件が…。
熊野古道での浅見と小倉久寛演じる藤田編集長の珍道中は最高に楽しいものになっています。そして、二人は何と渡海船から落ちた講師を救出する為、ボートから海に飛び込みます。中村俊介、小倉久寛体当たりの演技ですので必見です。
後半、"軽井沢のセンセ"伊東四朗も熊野古道に現れ、物語は熊野と安珍清姫伝説に彩られた哀しき男と女の愛憎劇が繰り広げられます。
松岡教授役は夏八木勲、その妻役をとよた真帆の豪華ゲストでお送りします。
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