ありふれた奇跡
第10話
(2/2)
誠の来訪を聞いた加奈と翔太は、それぞれ誠に連絡を取るが携帯は電源が切られたままだ。誠を心配し、会うことにする加奈と翔太。待ち合わせの喫茶店に行く前に、2人はそれぞれ誠の家に行っていた。翔太はアパートを管理する不動産会社にまで出向き、中で倒れていないかまで確認していたが誠は不在だった。不安を募らせつつも、2人は喫茶店で誠の行動について話し始める。
そんな中、喫茶店に1人の女性が入ってきた。それは女装した朋也だったが、2人は朋也だと気づかないままだった。帰宅後、翔太はホテルに誘いそうになったことをメールで告げた。自己嫌悪に陥っていた翔太に、加奈は次に会った時に行こうと言う。それが最後になるなら嫌だと返信する翔太。
後日、誠に呼び出された加奈と翔太。指定された場所は、誠には似つかわしくない高級そうな料亭だった。スーツ姿で出迎えた誠は、仕事がうまくいきお金が入ったからお礼も兼ねて2人にご馳走したかったと話す。
食事が終わり、場所を移した加奈と翔太がコーヒーを飲みながら話していると、そこへ赤ん坊を抱いた若い女性が加奈に声をかけてきた。腹痛でトイレに行くから、5分だけ赤ん坊を預かって欲しいというのだ。引き受けた加奈に赤ん坊を託すと、女性は足早にビルの外へ走っていき…。
(前へ)
△もどる
0.ありふれた奇跡 TOP
(C)フジテレビジョン