ありふれた奇跡
第6話
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その後、メールでやりとりをする加奈と翔太だが、「子どもなんかいらない」という翔太に加奈は「感情に流されることなくゆっくり考えて」と繰り返す。そんな中、加奈の部屋に朋也(岸部一徳)がやってきた。静江から話を聞き翔太を批判する父に、加奈は話をそらすように桂の症状や朋也自身が何かを隠してないかと問う。朋也は、誰にだって人に言わないことがあると言って部屋を出て行く。
ある日、翔太の家では、夕方風呂に入っている重夫(風間杜夫)に四郎(井川比佐志)が早く支度をしろという。翔太がいない時に話があると朋也が訪ねてくるというのだ。翔太を婿養子に欲しいと言われるのではないかと構えていた四郎だが、朋也の話は翔太が結婚しても子供はつくらないと発言したことだった。驚きながらも翔太がそんなことを言うはずがないと否定する重夫と四郎。やがて話は家柄のことにまで及び、双方は口論になってしまう。
数日後、翔太の仕事場に律子(キムラ緑子)が訪ねてきた。律子は、重夫に翔太が子供はいらないと言い出したのは自分のせいだから会って話すように言われたという。翔太は、律子のせいではないと言いつつも子供はいらないときっぱりと言い切るのだった。
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