ありふれた奇跡
第4話
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ある日、桂は人形制作の師匠である立川研次(吹越満)の工房を訪れた。工房にはダンボールが積まれていて、研次は今夜ウィーンへ発つという。内緒にしていたことを怒った桂は、さらに人形展で桂の人形を買ったのが研次であることを責める。バカにしていると、人形を取り返す桂。
桂が家でウイスキーを飲んでいると、静江(八千草薫)がやってきた。静江は怒られるかもしれないけどと言いながら、加奈の机の中から持ってきたと1枚の写真を桂に差し出す。それは加奈が翔太と翔太の家族とで田崎家前で撮った写真だった。さりげなく加奈に翔太のことを聞きだそうとする静江だが、加奈は話したくないようだ。
翔太は中古の電子レンジを持って藤本誠(陣内孝則)の部屋を訪ねていた。いらないと拒んだ誠は、それよりも加奈との進展具合が気になるようだ。しかし翔太は放っておいてくださいと発言を避ける。
そんな中、加奈に内緒でコピーした写真を桂が朋也(岸部一徳)に見せた。朋也は翔太よりも別の何かが気になるようだ。後日、とある喫茶店で朋也は重夫と会っていた。名前も住所も知らなかったものの2人は知り合いだったようで、写真を見た朋也が重夫を呼び出したのだった。ひょんな偶然に驚きながらも「バレたくない」と口を合わせる2人は…。
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