ありふれた奇跡
インタビュー

Q.どんなところに"山田太一の世界"を感じましたか?

まずは登場人物のキャラクターです。みんながみんな、ちょっと"レッドゾーン"に針が振れているんです。そのなんとも言えない絶妙な感覚は山田先生ならではだなと思いました。あとはやはりセリフですね。贅肉のないセリフ回しや、そのセリフが織り成すリズムみたいなものが、これまで山田先生の作品をずっと見ていた僕の体の中に染み付いてるんですよ。自分でセリフを言いながら「あー、これこれ!このリズムだよ!」ってワクワクしてます(笑)。思いもよらないタイミングで大好きなビートルズのナンバーが聞こえてくる感覚に似ているかもしれません(笑)。

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