危険なアネキ
-Interview-

[Q]実際に、容子を演じ始めていかがでしたか?

伊東美咲ちゃん演じる屈託のない寛子と演技をしていると、最初に思っていたより余計に容子の境遇に辛さを感じてきました(笑)。ただ、そんな容子を救っている、救ってくれるのは、やはり寛子と勇太郎なのではないかと思います。容子の辛い気持ちを分かってくれる優しい子供たちなんですよ。勇太郎は、まだ容子の全てを許したわけではないけど…。でも、容子は子供たちを信じています。そこがまた、容子の甘さなんですけど(笑)。私としては"子供たちを捨てた母"、"その母に対する子供たち"という構図の中に、当初描いていた"暗さ"や"重さ"のない"空気感"になっていると思うんです。容子を演じる上で、それはとてもありがたいことでした。本当に最初は"どうしよう?"と戸惑っていましたから。

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