悪魔が来りて笛を吹く
インタビュー

Q.ストーリーはいかがでしたか。

江戸、大正時代にはちょっとあったかもしれませんが、日本の文化においてデカダンスというくくりの中で、(「悪魔が来りて笛を吹く」の中で描かれている世界は)おどろおどろしいというより、私にとっては美味なものに感じます。
やはり子爵家、伯爵家といったものが美しいものであるかのように思わせてしまうのでしょう。セットもお金がかかっていて、あれが貧乏なセットだと、ただのおどろおどろしいものになると思いますけれど(笑)。そういう部分もあくまでも娯楽として美しいと捉えられていますし、大胆で見応えのあるドラマですよね。
このドラマのテーマではないと思いますが、愛がないと人間は悪魔になるのだなとしみじみ思いました。啓蒙する、教えるドラマというのではないですが、そういうことを感じました。
最高のエンターテイメントだと思います。日常的な喜怒哀楽を表すドラマもありますが、これは非日常的な官能的なドラマだと思います。
日本人が持っているこういう狂気や退廃も面白いですね。ドラマならではです。

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