悪魔が来りて笛を吹く
インタビュー
Q.昭和という時代設定での衣装やスタイルについてはどのようにこだわりましたか。
衣装合わせの時にいろいろと試して、自分の顔のつくりがちょっと派手で、現代っぽいところもあるので、それをいかに昔っぽくするかということを考えました。
セーターだとお坊ちゃま風になってしまうところがあったし、自分の持っている素材をどのように生かすか、というところが難しかったです。
いろいろなもの(当時の文献など)を見たところ、異様なほど皆同じ格好で、上と下の色があっていなかったので、そういうところも参考に、現代っぽくならないよう、お坊ちゃまぽくならないよう、髪も黒く染め直しました。眉毛を抜かないということもしました。ちょっと太くしてもらったり。
(東太郎という人は)戦争を経験している人間なので、ちょっと今の人とはサバイバル精神が違うと思います。どこに気を使うか、どこにエネルギーを使うか、というところが(今の人間とは)違うと思う。おいしいものを食べるために僕はエネルギーを使うけれど、彼らは毎日の卵を手に入れるためにエネルギーを使ったりと、"生きる"という考え方が違う人だと思うので、それにあわせた価値観や毎日のスタイルというものをある程度イメージして格好は決めていきました。
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