悪魔が来りて笛を吹く
インタビュー

Q.昭和を舞台にしたセットなど、独特の世界に入ってみていかがですか。

そもそも非常に重厚な世界です。華族制度、子爵、公爵といった、日頃は台詞で言わないような表現があるなど、その世界観がすごいですね。金田一の世界だな、というのをセットの時に強く思いました。
今回の作品のように特殊なセットで起こるミステリーというのは、ある意味ファンタジーだと思いますし、だからこそ少し安心する部分もあります。「そこにいる」ということが、まずドラマチックで非常に役に入りやすく、何が起こってもおかしくないという気にさせるセットです。
とても有名な作品で、以前にも映像化されていますし、犬神家や八つ墓村などは子供の頃見て、すごく怖かった思い出があります。
ミステリーを見る時って、犯人がわかっている場合もあると思うんです。犯人が分っていて見る方もいるだろうし、分らずにわくわく楽しみにしてみる方もいるだろうし。このキャスティングだとこの人が犯人だろうなんて思ってしまったりして、視聴者の方もそんな風に見る方もいるんじゃないかと思うので、もっと視聴者の裏の裏をかかなくては、と思ったりしながら、ギリギリまで迷ったりします。

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