--赤い糸--
第三話

芽衣や敦史たちが、占いの館の準備をしていると、森崎孝道(小木茂光)が差し入れを持ってやってきた。危なっかしい作業をしている子供たちに、道具の使い方を教える森崎。また、森崎は芽衣が口にした運命の赤い糸の話を引き取り、赤い糸伝説を語って聞かせる。図書室に行った芽衣は、千年前の中国に由来を持つ、悲しい赤い糸の話を沙良とともに詳しく知ることになった。

図書室を出ると、沙良が何やらメールを打っている。誰宛かと尋ねる芽衣に、沙良は誰にも告げないことを条件に、自分自身に打っていると答える。日記みたいなものだと続ける沙良に芽衣は、気持ちは分かると同意した。

文化祭が始まった。賑やかな校庭とは裏腹に人気のない校舎裏には、川口ミヤビ(平田薫)と安田愁(若葉竜也)がいた。パンダのアクセサリーを無くしたと言うミヤビを厳しく叱る愁。そこに、他校の女子生徒が来た。愁は女子生徒に別のパンダのアクセサリーを渡して金を受け取っていた。ミヤビが無くしたパンダのアクセサリーは芽衣が拾っていた。芽衣からアクセサリーを受け取り、礼を言ったミヤビは、もし忘れたくなるような嫌なことがあったら自分に相談して、と、意味深な言葉を残して去って行く。

敦史が占い師に扮する占いの館は大盛況。そんな敦史のもとに、聖蓉女子の田所麻美(石橋杏奈)が訪ねてきた。渡り廊下に行くと、麻美は敦史に悲しい出来事を告げる。

教室に戻ると、芽衣が1人でいた。みんな陸たちのバンドを見に行ってしまったのだ。ふと、敦史が芽衣を占うと言い出す。芽衣から生年月日を聞いた敦史は、あることに思い当たって…。そんな2人を、陸が見ていた。肝心の敦史の話は、美亜たちが戻ってきたために中断してしまう。

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