--赤い糸--
ｲﾝﾀﾋﾞｭｰ
Q.では､たくさんの方に読まれている『赤い糸』という作品の魅力は?
物語の書き方や入り方みたいなものが､僕たち世代の目線なんですよね｡恋愛の話もﾘｱﾙだと思いますし｡おとぎ話のような恋物語だと､どうしてもﾘｱﾙ感がなかったりするじゃないですか｡それが､携帯っていう身近な物で読めるｹｰﾀｲ小説は､ちょっと作者の日記感覚みたいにも思えて､時間経過にもﾘｱﾙさが感じられるから､若い子は入りやすいと思うんです｡ただ､決して物語が薄いわけではなく､その奥にもっとﾄﾞﾗﾏﾁｯｸな展開というか､読んだ人が恋愛に対して何かつかむ物があると思います｡ｹｰﾀｲ小説って､表面上は"今風"な感じでも『赤い糸』という作品は"運命を信じる"という"古風"な面もあるので､そういう意味では大人の方にも観ていただきたいですね｡きっと大人の人にも共感出来る部分があると思うし､今の中高生の現状を知ってもらえるのも魅力のひとつじゃないでしょうか｡
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