Room Of King
- Story#007 -
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同じ頃、もりじは朝子が搬送された病院を訪ねていた。しかし、マネージャーの柴田(伊吹吾郎)に行く手を阻まれた上、今後、朝子には会わないでほしいと言われる。さらに、朝子を事務所が手配したマンションに住まわせるとも告げられ、失意のまま病院を後にする。そんなとき、細野から電話が入り、バーで知り合った客から部屋を紹介してもらうことにしたと報告を受ける。ショックを受けながらも、もりじは朝子の病室に忍び込むと朝子と対面する。自分がいると住人に迷惑がかかるという朝子に、みんな出ていってしまったからKINGになるために頑張る必要はないんだと語りかけるもりじ。その言葉に朝子は、もりじが自分を応援してくれていたのは単に自分をKINGにするためだったんだろうと挑発的に告げる。それを否定するも聞き入れない朝子に失望したもりじは、病室を出て行く。それを無言で見送った後、朝子は「これでいいんだ…」と、ひとり涙を流す。

自分の思いが誰にも通じないことに苛立ちを感じたもりじは、マリア(秋本奈緒美)に電話をすると、銀座での生花店のオープンの話も、フランス大使館からの依頼の話も白紙に戻してほしいと告げる――。

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